自己愛性パーソナリティ障害(NPD)について|毒親に多いNPD|毒になる人々

毒になる人々
メェメェ
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こんにちは!メェメェです!

今回は、自己愛性パーソナリティ障害(以下、NPDと呼称)について紹介したいと思います。

私の両親はいわゆる毒親でしたが、NPDの条件がたくさんあてはまっていました。他にもパワハラをしてくる上司などがNPDの条件に当てはまっていました。自己の経験からNPDは、他者の生命に関わる危険な人間の特性だと思っています。

職場の上司や同僚、プライベートにおける恋人や友人などにNPDの条件が当てはまっていたら気をつけましょう。

NPD(自己愛性パーソナリティ障害)とは?

NPDは精神疾患です。他人に対して共感ができないので社会生活に問題が発生する可能性が高いです。

誇大的な空想、周囲に賛美されたいという欲求が強い、他人に共感することができないために対人関係がうまくいかず、社会生活に問題が起こってしまう状態

自己愛性パーソナリティ障害 – 基礎知識(症状・原因・治療など) | MEDLEY(メドレー)

誇大的な空想は、四文字熟語の誇大妄想(自分の現在の状態を、実際よりもはるかにおおげさに空想して、それを事実のように思いこむこと。)の意味と全く同じですね。

簡単に説明するとドラえもんにでてくるジャイアンが音痴にもかかわらずコンサートを開くような精神状態です。

他人が思う評価より自分が思う実力の方がはるかに高い状態です。プライドが異常に高い人などは当てはまるかもしれません。こういった状態では、社会生活がうまくいかない気がします。

NPDの割合

自己愛性パーソナリティ障害の有病率の推定値にはばらつきがありますが、おそらくは最大で一般集団の6%にのぼるようです。男性により多くみられます。

自己愛性パーソナリティ障害 – 10. 心の健康問題 – MSDマニュアル家庭版 (msdmanuals.com)

NPDの割合は30人のクラスだったら1~2人くらいはいることになります。割合を考えるとみなさんの身近にもNPDの人が割といるかもしれません。もしくは、あなた自身もNPDの可能性が、、、

なぜNPDになるのか?

自己愛性パーソナリティ障害に寄与する生物学的因子に関する研究はほとんど行われていないが,有意な遺伝要素が存在すると考えられている。養育者が子供を適切に扱わなかった(例えば,過度に批判的であったり,過度に子供を賞賛,称揚,または甘やかしたりすることによる)可能性を仮定する理論もある。

自己愛性パーソナリティ障害(NPD) – 08. 精神障害 – MSDマニュアル プロフェッショナル版 (msdmanuals.com)

原因は、よくわかっていないものの、

  1. 遺伝的要因
  2. 養育環境

遺伝は仕方がないかも知れませんが、教育次第でNPDを発症する可能性があるそうです。

不思議なのが、「過度に批判的にされた場合」と「過度に甘やかされた場合」って逆のベクトルのように思えるんですが、いずれかの環境で育児をされた場合は、NPDになる可能性があるそうです。

NPD度チェック

色々なサイトを見ましたが、米国精神医学会(APA)より刊行されたDSM-5マニュアルの診断基準にあるチェックリストを紹介したいと思います。

ここで挙げられている条件に多く当てはまる人は比較的NPDである可能性があると考えられます。こういった傾向があっても社会的に問題なく生活していれば、NPDではない可能性もあります。あくまで基準です。私も精神科医ではないので、もし自分やパートナーがNPDかもしれないと悩んでいれば、専門の医療機関を受診しましょう。

誇大性(空想または行動における)、賛美されたい欲求、共感の欠如の広範な様式で、成人期早期までに始まり、種々の状況で明らかになる。以下のうち5つ(またはそれ以上)によって示される。

1 自分が重要であるという誇大な感覚(例:業績や才能を誇張する、十分な業績がないにも かかわらず優れていると認められることを期待する)。

2 限りない成功、権力、才気、美しさ、あるいは理想的な愛の空想にとらわれている。

3 自分が“特別”であり、独特であり、他の特別なまたは地位の高い人達(または団体)だけが理解しうる、または関係すべきだ、と信じている。

4 過剰な賛美を求める。

5 特権階級(つまり、特別有利な取り計らい、または自分が期待すれば相手が自動的に従うことを理由もなく期待する)。

6 対人関係で相手を不当に利用する(すなわち、自分自身の目的を達成するために他人を利用する)。

7 共感の欠如:他人の気持ちおよび欲求を認識しようとしない、またはそれに気づこうとしない。

8 しばしば他人に嫉妬する、または他人が自分に嫉妬していると思い込む。

9 尊大で傲慢な行動、または態度。

自己愛性パーソナリティ障害の特徴やタイプ、診断、治療 | ブレインクリニック (tokyo-brain.clinic)

5つ以上当てはまるとNPDに該当する可能性が高いです。

私の以前の上司は、上記の全て当てはまっていました。NPDだったかは分かりませんが、そういった方は意外に出世するのかもしれませんね。

なぜNPDは人を害するのか?

NPDの特徴は、

自分の実力や能力を高いと勘違いし、満たされない承認欲求のせいで他人から高い評価を常に求める。また、自分が主人公で他人はモブキャラなのに、なぜ主人公の自分のために他人(モブキャラ)は働かないのか、いや働くべきだ!と思っている人なのです。

さらに、共感力に乏しいので、相手の苦しみが全くわかりませんし、そもそも相手に興味がありません。相手がいくら苦しもうが気にならないので、涙ながらに苦しみを訴えても特に意味はないでしょう。自分自身にしか興味がないのですから。

その特性上NPDは、毒親、DV、パワハラ・モラハラ、ストーカー、いじめ、ネットの誹謗中傷といった社会問題の加害者となり得ます。

また、こんなにも危険性の高いNPDの研究はあまり進んでいないのが実情です。

NPDは本人以外が困る病気なので本人に自覚がないのと、相手にするのも面倒なので精神科医からも嫌われているという話も聞いたことがあります。

NPDはモラハラやパワハラなどの各種ハラスメントをしてくるだけではなく、意味のない事でマウントを取ってきたり、職場での人間や関係家庭内での人間関係の不和を助長するどころか、その中心に位置するような人格です。

経験上、そういう人と一緒にいたら疲れますし、自分がすり減っていくだけの生活になります。

NPDの対処法

同期、同僚、先輩、上司、家族、などの中には、NPDに該当するような人が一部含まれていて、周囲の人に害をなすような人がいました。私としての対処方法は、

逃げることです。

私の両親は毒親で、今思えばNPDの条件に当てはまる所が多かったです。高校卒業後、地元を離れ県外に就職して逃走に成功しました。

職場に危険な人間が沢山いた時期は、転勤して一命をとりとめました。

組織の最下層は、上位階層からのハラスメントの温床になっていたので、昇任し上位階層へ地位を上げる努力をしました。人事異動の多い役職を選択し上司や職場との人間関係が切れるようにしました。

逃走力とでもいうんでしょうか、NPDのように危害を加えてくる人間やそういった人間が多く所属する組織から逃げまくってきました。逃げれば逃げるほど以前の環境と比較ができ、ある程度の指標ができます。そして危険を感じたら逃げます。

逃げ方は、転勤や転職でもいいですし、人それぞれだと思います。

過去パワハラで上司を訴えたこともありましたが、パワハラと認定されませんでした。明白な根拠や抵抗した要素がないとかで、厳密な基準に基づく認定方法は被害者の心理的ダメージについて考慮がされていませんでした。しばらくパワハラ上司が存在する気まずい職場で何か月も過ごすハメになりました。

そいう経験があるので。職場でパワハラをしてきた加害者と戦うにはそれ相応の覚悟と証拠集め、失敗した時のダメージコントロールなど考えて徹底的にやらねばなりません。私には無理だなと思いました。労力が大変です。そして、認識して頂きたいのは、他人は変わりません。こちらからパワハラを訴えた所で人格が変わることはありません。また、新たな環境で同じことを繰り返すだけです。

直接NPDの人に訴える全面対決はお勧めいたしません。NPDの人は基本的に自己中心的でプライドが高いので、NPDの可能性を示唆しても認めませんし、むしろ指摘したあなたをさらに攻撃してくる可能性もあります。悩んでいるのであれば必ず仲介してもらい訴えましょう。そういう職場や人間関係を離れ、別の道を歩めるスキルや基盤があれば楽に生きられる気がします。

まとめ

NPD=毒になる人々です。

毒親、パワハラ上司などに多い共通的な精神疾患です。

NPDは、自分の容姿、能力、環境など、自分を映す鏡が歪んでおり、他人などどうでもいい、という残忍さがあります。

NPDは、毒親、DV、パワハラ・モラハラ、ストーカー、いじめ、ネットの誹謗中傷といった社会問題の加害者となり得ます。

そういった態度の背後に『現実の自分と向き合えない臆病さ・自信の無さ』が抑圧されていることも少なくなく、その意味ではNPDは『ありのままの自分(現実の自己)を愛せない障害』としての側面を持っていると言えるでしょう。

正直近づかない方がいいと思います。

こういうに内容について調べようとする方って割とNPDなどの精神疾患の方の被害者側だったりするので、私なりの対処方法も記載してみました。基本的にその状況から逃げる事が大事だと思います。

NPDの加害者側は生きていて困ることはないので自分の精神疾患について調べたりしませんし、「あなたはNPDかもしれませんよ。」と言っても理解されず摩擦を生む可能性も高いです。

NPDは、周囲の人間の努力や組織的な圧力で関係が継続しているだけで、最終的に周囲の人が離れていき孤立する可能性が高いです。

ここまでNPDの危険性やその特性を改善されないものと記述いたしましたが、すべてのNPDの人が悪という訳ではなく自覚して治療に専念してる方もおられるかもしれません。そういう方の努力は否定できないですよね。また、私も精神科医ではありませんからNPDの認識に間違いがあるかもしれません。

この記事は世間からあまり認知されていないNPDのことを紹介いたしました。現在NPDに関わることで苦しんでいる方の一助となればと思います。

メェメェ
メェメェ

ご閲覧ありがとうございました。

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